たるたる日記帳

おひとりさま系女子が好きなことを書いていきます

「繊細さん」の本を読んだので内容をシェアしたい記事[共感の嵐]

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こんにちは、みさたる(Twitter@misatal1)です🙆‍♀️

今回は「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本(武田友紀著)を読みました。

 

私は重度にHSPという訳ではないですが、自分の中では細かいことを気にしちゃうタイプだなぁと感じていました。

私を含め「ちょっと人より気になっちゃうことが多いな」という方々には是非読んで欲しい1冊です。

読んでいて「そうそう!」「え、これ私か?」と共感の嵐でした。また、実践的な対処法もたくさん紹介されているので、心が楽になると思いますよ🙆‍♀️ 

繊細さんとは? 

HSPと繊細さん

HSPという言葉が最近定着してきました。

Highly Sensitive Personの略で、「とても敏感な人」という意味です。

カウンセラーである著者は、HSPではなく親しみを込めて「繊細さん」と呼んでいます。ちなみに繊細さんじゃない人は「非繊細さん」と呼びます。優しい世界。

繊細なのは病気でも性格でもなく、「脳のシステム」 

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「気にしすぎってだけの、ただの性格でしょ?」

「HSPって名前、なんか病気みたいだよね…」 

これはどちらも違います。

HSPの概念を提唱したアメリカの心理学者、エイレン・アーロン博士によると

繊細さんと、そうでない人では

脳のシステムに違いがあるそうです。 

5人に1人は繊細さん

繊細さんの割合はおよそ5人に1人だと言われています。

なんとネズミや犬・馬などの高等動物でも、同じ割合(20%ほど)で「繊細な個体」が存在するそうです。

確かにみんなが「何があっても気にしない〜!」と楽観的だと、

敵が迫ってきたり突然の天候の変化に対応できず、その動物は絶滅してしまいますよね。

また逆に、みんなが「リスクがあるからこれはやめたほうがいい…」と警戒していると、

危険を冒して獲物を取りにいったり縄張りを拡大したり出来ません。

生き延びていくために、ちょうどいいバランスで敏感な個体とそうでない個体が存在しているんでしょうね。動物って不思議です。

いろんな繊細さん

繊細さんは基本的に外部からの刺激全般に敏感です。

ですがその中でも「特にこの刺激には過敏!」というものがあるらしいのです。

視覚👀・聴覚👂・嗅覚🐽・味覚👅・触覚✋

人の感覚はざっくり5つありますが、

視覚の刺激に敏感!自分は嗅覚が特に過敏…と、いろんなタイプの繊細さんがいるそうです。

読み進めていくうちに、私は聴覚👂の特に大きな音に対して過敏なのかも、と気付きました。

思い返してみると、大きな音がかかるお店は得意じゃないですし、テレビの音、洗濯機の音、誰かがスマホなどを机の上にゴンっと置く音・・・これら全てが怖く感じます。人の大きな声も「怒ってるの…!?」と怖くなります。 

人によっては逆に小さい音に敏感なタイプもいるらしいのです。

例えば、寝ているときに「ジーーー」っとなる冷蔵庫や換気扇の音が気になる!こういう人もいると本には書いてありました。 

また触覚に敏感な方は、 「服が肌に触れてるのがイヤ」「すれ違う際に人が肌に触れるのも苦手」と感じるそうなので、同じ繊細さんでもいろんなタイプがいるんだなぁと勉強になりました。 

私がこれから実践したい「繊細さんが楽に生きる」方法3つ

本書ではたくさんの「繊細さんが楽に生きていくハウツー」が紹介されていますが、その中でも私が特に「参考になった!」「実生活に役立てたい!」と思ったものを3つご紹介したいと思います。

非繊細さんは「分かろうとしない」のではなくシンプルに「分からない」と知る

今まで私は人と接するとき 

「わ!私ならこんな言い方しないのに…」

「え〜、そんな表情したら相手が不安になるの分からないのかな…?」

このように心の中で思っていました。

ちょっと考えたら分かるじゃん」とも。

しかし、非繊細さんは分かろうとしないんじゃなくて、シンプルに分からないんだそうです。

脳のシステムが違うんだから、思考が違くて当然ですよね。それが分かってすっきりしました。

分かってほしいなんて無茶を言わず、これからはちゃんと説明することにします🙆‍♀️

自分の中のキライ!を大切にする

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みなさん、合わない人やモノに対して「キライ」ってちゃんと言えてますか?

繊細さんは

・みんなと仲良くしなくちゃ

・人を嫌う自分なんてだめだ

とキライという感情を封じ込めている人が多いそうです。

ですが本来「キライ」は、トラブルを回避するために重要な直感。

嫌なものをきちんと嫌い、適切な距離をとる。これが大切です。

確かに私も「キライ」という言葉を使うのを避けてました。人が使う「キライ」を聞くのも好きじゃなかったです。

好きなものに囲まれて、嫌いなものを上手に遠ざける。少しずつできるように挑戦してみます🙆‍♀️ 

推測しすぎない、気になるなら聞いてみる

「あ、あの人イライラしてる…きっと私があのとき◯◯って言ったからだ…」

これも共感しまくりですが、繊細さんは他人の気分の変化も気づいちゃいます。気づいた上で「絶対私のせい!」と思いがちです。

実際はこうです↓

「あ、あの人イライラしてる…」👈多分あってる

「きっと私が〜だからだ…」👈多分違う

人は自分に思い当たる節があるときに、そこにばかり注目してしまうそうです。

ですがそれは自分の中で注目しているだけで、本当は違う理由の可能性だってあります。

 

友達が機嫌が悪い気がする。絶対私がさっき◯◯って言ったせいだと思う。

わかります。こういうのすごく気になりますよね。

でも実際に聞いて確認したことってありますか?

ひょっとしたら、前日家族と喧嘩したのが原因かもしれません。

もしかしたら、スマホの調子が悪くてイライラしてるだけかもしれません。

「きっと〜だからだ」の部分は案外外れることが多いです。 

もし気になるのなら、さりげなく「なんか嫌なことあった?」と聞いちゃいましょう🙆‍♀️

これは日常生活で超あるあるなので、肝に銘じておきます。

コナン君みたいに推理しすぎない。大抵間違ってるから気にしない!気になるなら聞こう。

さいごに

私この人のカウンセリング受けたことあるっけ?

と思うほど、内容がすんなり入ってくる1冊でした。

アラサーになって図々しくなったのか、以前よりは傷つきにくくなったように思います。学生の頃とか、ガラスのハートみたいな感じでよく泣いてたな。。

私と似たような感覚がある人には、とても響く本だと思いますよ。是非、読んでみてください😊